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妊婦健診で調べる感染症とは?肝炎・梅毒・HIV・クラミジア
妊娠がわかり、妊婦健診が始まると、初期にいくつかの血液検査や検査項目があります。
「こんなに検査が必要なの?」「もし異常があったらどうしよう…」と、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
妊婦健診で行う感染症の検査は、お母さんを責めるためのものではなく、赤ちゃんを守るための大切な検査です。今回は、妊婦健診で必ず調べる代表的な感染症について、わかりやすくご説明します。
なぜ妊婦健診で感染症を調べるの?
感染症の中には、妊娠中でも症状がほとんど出ず、自分では気づかないものがあります。しかし、妊娠中や出産のタイミングによって、赤ちゃんに感染する可能性があるものもあります。
そのため、妊婦健診では早い段階で検査を行い、必要な場合にあらかじめ対策を立てることが重要です。
B型肝炎
B型肝炎は肝臓に感染するウイルスです。お母さん自身に症状がほとんどないことも多く、知らないうちに感染している場合もあります。
妊娠中に問題となるのは、出産時に赤ちゃんへ感染する可能性があることです。
妊婦健診で事前にわかっていれば、出生後すぐのワクチン接種などにより、赤ちゃんへの感染をほぼ防ぐことができます。「陽性=必ず赤ちゃんにうつる」というわけではありません。
C型肝炎
C型肝炎も肝臓に感染するウイルスです。妊娠中に強い症状が出ることは少ないですが、まれに赤ちゃんへ感染することがあります。
現在のところ、妊娠中に行える治療は限られていますが、妊婦健診で把握しておくことで、出産後の経過観察や将来的な治療につなげることができます。
梅毒
近年、若い世代を中心に増えている感染症です。初期には症状がほとんどなく、感染に気づかないまま妊娠することもあります。
妊娠中に治療を行わない場合、流産や早産、赤ちゃんへの深刻な影響が起こることがあります。
一方で、早期に見つけて治療を行えば、防ぐことができる感染症でもあります。そのため、妊婦健診での検査がとても重要です。
HIV
HIVについては、不安を感じる方も多いかもしれません。
現在では、妊娠中から適切な治療と管理を行うことで、赤ちゃんへの感染リスクを大きく下げることが可能になっています。
妊娠中・出産時・産後まで医療機関が連携し、安全に出産を迎えられるようサポートします。
クラミジア
クラミジアは、比較的多い性感染症のひとつで、若い世代を中心に感染がみられます。
感染していても症状がほとんどないことが多く、「知らないうちに感染していた」というケースも少なくありません。
妊娠中に治療せずにいると、出産時に赤ちゃんの目や肺に感染することがあります。
妊婦健診で検査を行い、陽性の場合は妊娠中でも使用できるお薬で治療を行います。早期に対応することで、赤ちゃんへの影響を防ぐことができます。
「陽性」と言われたらどうなるの?
検査結果で「陽性」と言われると、不安になるのは自然なことです。しかし、妊婦健診で感染症が見つかることは決して珍しいことではありません。
大切なのは、早めにわかること、そして適切に対応できることです。妊婦健診で検査を行うことで、「知らないまま出産を迎える」ことを防ぐことができます。
まとめ
妊婦健診で行う感染症の検査は、赤ちゃんを守るための大切な準備です。見つかれば対応できることがほとんどですので、安心して健診を受け、わからないことがあれば遠慮なくご相談ください。