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月経困難症とピルについて

我慢しなくていい時代です

「生理痛は我慢するもの」「みんな同じくらいつらいはず」
そんなふうに思いながら、毎月の痛みや体調不良をやり過ごしていませんか。

月経のたびに強い下腹部痛や腰痛、頭痛、吐き気、気分の落ち込みなどがあり、仕事や家事、学校生活に支障が出ている場合、それは月経困難症と呼ばれる状態かもしれません。

🌸月経困難症には治療の選択肢があります

月経困難症は、大きく分けて次の2つがあります。

  • 体に明らかな病気がない「機能性月経困難症」
  • 子宮内膜症などが原因となる「器質性月経困難症」

どちらの場合でも、「痛み止めだけで何とかする」以外に、ホルモンバランスを整える治療という選択肢があります。その代表的なものが低用量ピルです。

🌸ピルは「避妊の薬」だけではありません

ピルと聞くと、「避妊目的」「若い人が飲むもの」といったイメージを持たれる方も多いかもしれません。

しかし現在ピルは、月経困難症の治療薬としても広く使われています。

ピルには、排卵を抑え、子宮内膜が厚くなりすぎるのを防ぐ働きがあります。その結果、次のような効果が期待できます。

  • 生理痛が軽くなる
  • 出血量が減る
  • 月経周期が安定する

「毎月寝込むほどだった痛みが、ほとんど気にならなくなった」という方も少なくありません。

🌸ピルは怖い薬ではありません

「副作用が心配」「太るのでは?」と不安を感じる方も多いと思います。

たしかに、飲み始めに軽い吐き気やむくみを感じることはありますが、多くは数週間で落ち着きます。現在使われている低用量ピルは、以前に比べて安全性も高く、医師の管理のもとで使用すれば過度に心配する必要はありません。

もちろん、体質や持病によってはピルが合わない場合もあります。そのため当院では、診察でしっかりお話を聞いた上で、その方に合った治療法を一緒に考えることを大切にしています。

🌸「つらい」は相談していいサインです

生理は毎月のことだからこそ、「これくらいで受診していいのかな」と迷われる方がとても多いです。

でも、月経のたびに生活の質が下がっているのであれば、それは十分に相談する価値があります。少し楽になるだけでも、日常は大きく変わります。

「ピルが自分に合うか知りたい」「他の治療法も含めて相談したい」
そんな気持ちがあれば、どうぞ気軽にご相談ください。